ブライダルとは言いますが、結婚を控えた女性のみを意味しているのではなく、妊娠・出産を考えている女性などもその対象としている婦人科検診が「ブライダルチェック」です。また、初期症状では、なかなか気づきにくい婦人科系疾患(卵巣、子宮など)もいち早く発見することができる検診としても知られています。
なおブライダルチェックにつきましては、年齢や結婚予定の有無は関係ありません。将来ご出産を望まれる女性であれば、妊娠される前に一度同検診を受けられることをお勧めします。
料金:22,000円(税込)
月経の周期や状態など、また既往症やアレルギー、感染症などについてお聞きします。ご自身で気になることがあれば、遠慮無くご質問ください。
内診台に座っていただき、外陰部や腟内を医師が視診します。また、子宮や卵巣の状態を触診で調べます。
血液型は間違って記憶している場合もありますので、きちんと調べる必要があります。手術時の輸血事故や血液型不適合による新生児溶血性疾患(母体の血液中の抗体が胎盤を通じて胎児に移行し、胎児の赤血球が破壊されることによって起こる病態)などを引き起こすリスクもありますので、手術や妊娠前には欠かせない検査です。
風疹ウイルスに対する免疫の有無を調べる検査です。妊娠初期に風疹に感染すると胎児に感染してしまう可能性があり、万一そうなると心臓奇形や聴力障害、白内障、発達障害などの先天異常が起こることもあります。赤ちゃんを望まれる方は、ぜひ一度検査を受けて確認しておいてください。なお、免疫が無い場合はワクチンを接種しますが、生ワクチンなので約2ヵ月の避妊が必要となります。
梅毒はトリポネーマ・パリーダムという微生物による性感染症です。近年、潜在的な感染者が増えています。胎盤を通じて胎児に感染することもあるので、妊娠前には欠かせない検査です。
B型肝炎ウイルスへの感染を調べる検査です。日常生活に支障はありませんが、血液などから他人に感染させないようにする注意が必要です。分娩時の母子感染を防ぐためにも、欠かせない検査です。
C型肝炎ウイルスへの感染の有無を調べる検査です。日常生活に支障はありませんが、慢性肝炎を発症し、肝硬変から肝がんへと移行する可能性があります。感染者は規則正しい生活に努めるほか、定期的な医学的管理を受けることが大切です。
HIV(エイズウイルス)への感染の有無を調べる検査です。
最近急増している性感染症で、現在感染しているか、または他人に感染する可能性がある状態かどうかがわかります。主に性交により感染しますが、知らないうちに感染していることもあります。合併症を起こすと、子宮頸管炎や卵管炎を引き起こして、不妊症や異常妊娠の原因になることもありますので、注意が必要です。
子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮の病気や卵巣の病気が無いか、また子宮や卵巣の発育状態や妊娠が可能かどうかなどを調べます。
玉田レディースクリニック